ARES/AutoCAD対応:建設CADの印刷標準化
目次
CDIオリジナル CTB印刷設定ガイド
CADで図面を印刷する際に、
「色が薄い」「線が見えない」「図面がぼやける」といった問題が起きることがあります。
その多くは CTB(カラー別線幅設定) が適切に整備されていないことが原因です。
本ガイドではCDIキャリアスクールが企業研修で蓄積した知見をもとに、
“最小限の色で見やすい図面を作るCTB運用” を解説します。
※CTB印刷設定は、初心者向けの「基本講座」ではなく、実務レベルの「応用講座」の中で扱う内容です。
建設業務で図面を仕上げる段階で重要となるため、基礎操作を習得してから学ぶことを前提としています。
1. なぜCTBで色を絞る必要があるのか?
CADでは多くの色が使えますが、印刷時には以下の問題が起きやすくなります。
- 黄色や薄い色は印刷に弱く、細線だとほとんど見えない。
- 色を増やすほど図面がぼやける。
- 担当者ごとに色の使い方がバラバラになる。
そのため、印刷に使う色は最小限に絞ることが最も効果的です。
2. CDIが推奨する「最小色・高視認性」のCTB構成
CDIでは、視認性・印刷安定性・標準化の観点から、
以下の 3〜4 色に絞る設計を推奨しています。
| 用途 | 色番号 | 理由 |
| 重要・注意・強調 | 赤 10 | 濃く視認性が高い。細線でも潰れない |
| 基準線・設備線 | 緑 100 | 明瞭で印刷に強い |
| 参考線・補助線 | 青 150 / 160 | 建設CADで使いやすい安定色 |
| オプション(必要時のみ) | 黄 50 | 薄く見えづらいため使用は限定的 |
3. ACI標準色(色番号)で指定し、RGB(カスタム色)は使用しない
ARES/AutoCAD の CTB 印刷設定は
ACIカラー(標準色)の “色番号” に基づいて線幅を変換します。
そのため、色の指定は必ず
- 標準色タブから色番号で選ぶ(例:赤10、緑100、青160)

- RGB(カスタム色)で新規作成しない

という運用が重要です。
RGB指定を使うと CTB が正しく動作せず、
線幅や色が期待通りに印刷されない原因となります。
特に Jw_cad には色番号の概念がないため、
DWG側に移行する際は
「RGBを使わない」ことが印刷品質を安定させる最大のポイントです。
4. 「赤・緑・青はカラー」+「その他は黒印刷」という考え方
CDIが推奨する最もシンプルで効果的な印刷ルールがこちらです。
① 重要情報は 3 色だけカラー
- 赤 10
- 緑 100
- 青 150/160
使う色を限定することで、図面の読みやすさが大きく向上します。



② その他の色はすべて黒に変換して印刷
色数を減らすことで印刷品質が安定し、初心者でも「必ず同じ印刷結果」が得られます。
5. CDI標準のCTB運用ルール
① CTBファイル名で内容が一目で分かるようにする
例:
CDI_カラー3色+黒出力標準.ctb
② 色ごとに線幅を固定
- 赤 10 → 0.18mm
- 緑 100 → 0.15mm
- 青 160 → 0.13mm
- その他 → 0.10〜0.13mm(黒で出力)
③ 色の乱用を防ぐ社内ルールを作る
「赤・緑・青以外の色を使わない」というだけで図面品質は劇的に向上します。
6. 初心者にも分かるCTBの基本原理
- CTBは「色ごとに印刷線幅を決める仕組み」
- モデル画面の色とは別に、印刷時だけ変換される
- PDF出力でも同じ効果が得られる
建設図面では「見やすさ・統一性」が最重要であり、CTB標準化はその土台となります。
7. まとめ:まずは 3 色だけで始めれば十分
- 赤(10)=強調
- 緑(100)=基準線
- 青(150/160)=参考線
- その他は黒へ変換
このルールだけで、誰が作図しても安定した「見やすい図面」になります。
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